世界史ときどき語学のち旅

歴史と言語を予習して旅に出る記録。西安からイスタンブールまで陸路で旅したい。

2024年ウズベキスタン旅行 1日目 : 東京からタシュケントへ

2024年ウズベキスタン旅行1日目(2024-04-26)の記録です。 この日は移動日。韓国で飛行機を乗り継いでタシュケントへ向かいます。 なお、ウズベキスタン航空が成田からタシュケントへの直行便を運航しているので、そちらの方が楽かもしれません*1

初めての中央アジアの旅、はじまりはじまり。

今回の旅全体のまとめはこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com

東京(羽田)からソウル(金浦)まで

羽田空港

朝9時発の便*2なので、空港のコンビニおにぎりで朝食にします。

チェックインはスムーズに完了し、保安検査場に並びます。 列はここから更に右に曲がって続くので、時間を一瞬心配したのですが、意外とハイペースで通過できました。

むしろ空港混雑により出発が20分くらい遅延しました。

フライト

昼行便の窓際席は久々で、窓からの眺めを満喫しました。

こちらの山に囲まれた地域はたぶん秩父

左は八ヶ岳、右は北アルプスの峰々です。 北アルプスは手前の部分が乗鞍岳で、そこから上に目を転じると、焼岳を経由して穂高の峰々が続き、麓には上高地が広がっているのが見て取れます。 乗鞍、焼岳、西穂高は登ったことがあるので、こうして上から眺めることができて感慨深いです。

量は少ないながらも機内食もありました。2時間半かからないフライトなのでないかと思っていました。 味も思ってたより美味しくて嬉しい。

ソウルの街並み、背の高い集合住宅が立ち並ぶところは、日本より中国に似ている気がします。 ちなみに韓国はこれが初めて。

これくらいの高度まで降下してもうすぐ着陸、という段階まで至ったのですが、急に再上昇し、その後旋回してしばらくしてから再着陸、という一幕もありました。 「安全上の理由」のようなアナウンスがあったけど、なんだったんだろ。

ソウルでの移動

今回は羽田→金浦、仁川→タシュケントの便を予約したので、ソウルで空港間の移動があります。 ということで、まずは金浦空港で韓国入国。

空港すぐだからかもしれないですが、歩いているときの周りの雰囲気は(ハングル以外は)日本と似ているなー*3、と思いつつ、日本と比べると背の高い人が多いのが印象的でした。

さて、空港間の移動にはバスを使う方法と、電車(空港鉄道。A'REX)を使う方法があるようです。 渋滞の影響がないのと、鉄道に乗るのが好きなので、今回は空港鉄道を利用しました。 乗り方などについては下記のブログが詳しいのでここでは割愛します。 www.solotrip-lover.com また、以下のA'REX公式webページから時刻表も見ることができます(英語、中国語、日本語あり。)。 www.arex.or.kr

途中、干潟のようなところを通ったのが印象的でした。 あとは、列車内の液晶パネルでニュースなどを流していると思ったらたまに竹島/独島についての動画も流れていて興味深かったです。

だいたい45分程度の乗車時間で、仁川空港駅着。 金浦に着陸してからここまで、2時間かからないくらいで思ったよりスムーズでした*4

ちなみに上の写真の場所は仁川空港そのものの建物ではないようで、ここから連絡通路を歩いてもう少し先が空港の建物でした。 チェックインカウンターによって途中で道が分かれるという不思議な仕様で一瞬どちらに行くべきかわからなかったのですが、案内の方に聞いて無事解決。

ソウル(仁川空港)からタシュケントまで

仁川空港

午前の便で機内食をいただいたのですが、量が少なかったので空港で昼食にします。

あんまり辛くなさそうなもの、ということで冷麺。 ただ、思ったより冷えてて、「これからウズベキスタンでお腹が試されるのにこれはまずいのでは...?」となりました。

搭乗を待っている間、何やら王朝時代の行列のようなものが練り歩いているのを見ることができました。

フライト

タシュケントへの便*5は、乗客の半分以上が日本語話者だった気がします。 機内案内もありがたいことに日本語あり。

昼間便ですが、ひたすら寝ていたので、写真はほぼありません。 なお、体感では8割くらいの時間は中国領空を飛行していた気がします。中国が東西に大きいことを実感しました。

ちなみに通路側の席を予約していたのですが、割り当てられた座席は通路側じゃなくなっていました。 購入が早すぎたようで機材変更があったのかな。残念。。。

機内食は通常のものと軽食がそれぞれ1回ありました。

軽食は着陸1,2時間前に出ました。 軽食はなんとピザで、ちょっと驚きました。 この容器をスライドすると、温かいピザが出てくる、という塩梅。

タシュケントにて

タシュケント空港

入国審査は、ウズベキスタン国民用と書かれたレーンも外国人対応に充てていたので、思っていたよりもスムーズに進みました。

が、SIMと両替は長蛇の列でした。 今回は同行者がいたので手分けして並んだのですが、たぶん30分くらい並んだと思います。(SIMの方が時間がかかりました。)

両替

両替は入国審査のブースの列の端にあり、入国審査を通過してすぐ左に進めば窓口にたどり着けます*6。 こちらでアメリカドルをウズベクスムに両替しました。

また、両替所のすぐ隣にはATMがあり、こちらは空いていました。 キャッシングを利用してスムを入手している方もいました。

SIM

SIM売り場は2つありました(上の写真は確か出口側から撮影したものだったと思います。ということで、写真手前が空港の出口側、写真奥が入国審査場側です。)。 1つは入国審査場に近いもので、そちらはスタッフはいるものの休憩中で営業していませんでした*7。 ということで、もう1つの方(出口に近い側。上の写真手前の売り場)に並んで、20GBのSIM(確か30日間有効)を購入しました。たぶん1つで100千スムだったと思います*8

ホテルまで

空港を出ると、waiting areaはなんと屋外でした。

"Taxi?"と勧誘する多数のタクシー運転手をかわしつつ、Yandex Goでタクシーを呼べそうな場所に向かいます。 ちなみに、声をかけてきた運転手に試しにホテル名を告げていくらか訊いたら"How much do you pay?"と試される質問が返ってきて、答えかねていたら9USDと言ってきました。 一方Yandex Goでは14千スムくらいだったので画面を見せたら「それは車を呼ぶときの料金だ。乗ったらそこからメーターで課金だ。自分のタクシーのほうが安い」という旨の大嘘を言ってきて、「すごい、事前情報を知らなかったら信じてしまいそうなくらい自信満々に嘘をついてる!」と感心しました。

ただ事前情報を知っていたので、お断りしてYandex Goを利用してタクシーを呼びました。 で、結局Yandex Goの表示通り14千スムで済みました(「おつりがない」と言われたので少しだけ多めに支払いましたが、誤差なので気にしない。)。

翌朝の国内線に乗るので、ホテルは空港近くのところにしました。 ホテルにチェックインしたのは23時前。 遅いし眠いのでシャワー浴びずにそのまま寝てしまいました。

翌日に続きます。 amber-hist-lang-travel.hatenablog.com

*1:私の場合は航空券を取った時期が早く、その時はまだウズベキスタン航空のフライトが発売していなかったので、韓国経由一択でした。

*2:OZ1055 : Tokyo HANEDA-T3 9:00 → 11:20 Seoul GIMPO

*3:しかもなんなら日本語で書かれた案内も多い

*4:ただし、預け荷物がないから早く金浦空港を出れている、というのもありそう。

*5:OZ573 : Seoul INCHEON-T1 16:35 → 20:20 Tashkent-T2

*6:入国審査前の方に窓口が開いているかは未確認です。

*7:でももう片方の売り場に並んでいる間に、こちらも途中から営業開始していた気がする。

*8:英語でもウズベク語でも、スムの後ろの1000を落として話すことが多かったので、ここでも10万ではなく100千と表記します。現地で通貨を数えるときもこの方法で数えていました。このときは1千スムがだいたい12円だったので、換算も楽です。