世界史ときどき語学のち旅

歴史と言語を予習して旅に出る記録。西安からイスタンブールまで陸路で旅したい。

2023年冬 西安と蘭州の旅 1日目 : 日本から西安の移動

2023年冬 西安と蘭州の旅1日目(2023-12-13)の記録です。 初日は直航便で東京から西安に飛び、翌朝の移動に備えて西安北駅(高速鉄道駅)に宿泊します。

今回の旅全体のまとめはこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com

空港へ

西安は東京より少し寒いくらいかなーと思ったのですが、ちょうど旅行の日あたりから気温が下がり最高気温0℃、最低気温-10℃くらいの予報。 蘭州は-15℃くらいまで下がるそう。

ということで、暖かい格好で空港に向かいます。 インナーとしてモンベルのジオライン(中厚手)を上下に着込んだのですが、東京だと最高気温15℃なので暑い。。。

成田エクスプレス車内では日本語よりも外国語のほうがよく聞こえてきました。

成田空港にて

今回は海南航空の直行便で成田から西安に向かいます。

チェックインカウンターが見つからないなと思ったら、あんまり使ったことがない場所にありました(成田空港初心者)。

チェックインカウンターではほとんどの人が中国語話者でした。 前に並んでた人と少し話したのですが、西安在住の人でした。 北海道を旅してこれから帰国するとのこと。日本は3回目で、東京~大阪の定番ルート、沖縄、そして今回の北海道だそうです。 私はまだ北海道も沖縄も行ったことないので、私より日本の観光地を周ってる気がします(←

この日は保安検査場も空いており、ほぼ並ばずに順調に通過できました。

フライト

機内持ち込み荷物が多く、乗務員も整理に手間取っていたようです。 しかも成田の免税店の袋が多くて、着陸後に取り間違えないか心配や。。。

富士山! 登ったことはあるのですが、斜め上から見下ろすと形がよくわかって面白い。

機内食は米とパンともみじ饅頭とポテトサラダで、炭水化物多めな気がする。

機内の飲み物で、水やお茶やリンゴジュース以外に、「椰子水」があったので頼んでみました。 ココナッツミルクではなく、半透明の液体でした。 後でgoogle検索したら「ココナッツウォーター まずい」とサジェストされていましたが、ほんのり甘い優しい味で私は好みでした。

前回9月の旅のフライトに比べると、日が沈むのが早かった気がします。 西安に近づいた頃には真っ暗だったので、上空からの写真はなし。

20分遅れくらいで着陸しました。 3人くらい名指しで先に降りるように言われた乗客がいて、それ以外は座って待っててね、と言われました。 なんでだろう(咳をしていたので検疫対象、とか???)。

空港からホテルへの移動

今回も荷物は35Lのバックパック1つだけなので、預け荷物を待つことなくさくっと空港を出ます。 ちなみにターンテーブルには寄らずに出口に直行したら、スタッフの方に「預け荷物ない? 取り忘れてない?」と心配されていったん止められたりしました。

機内食が足りなかったので、カロリー(日本で買ったカレーパン)と水の補充。 水は自販機から買ったのですが、日本の自販機のようなタイプのものではなく、alipayでスキャンして扉を開けて商品を取り、自動で精算するタイプのものでした。 前回の中国旅行ではこのタイプのものは使わなかったので、ちょっと新鮮で面白かったです(写真撮りそびれた、残念...。)。 alipay信用スコアが一定点数以上ないと使えないそうなのですが、信用スコアを事前に有効にしておいただけで、特に問題なく使えました。

空港からホテルまでは前回と同じく地下鉄で移動します。

乗り方は前回の旅行の時に書いたこちらの記事参照。 amber-hist-lang-travel.hatenablog.com 今回はWeChatミニアプリの乗車用QRコードを利用しました。 「SUICAとかのICカードの方が処理が速くて便利では???」とずっと思ってた*1のですが、QRコード方式だと物理カードを買わなくてよいので旅行者にとっては嬉しいということに気づきました*2。 実際、この後何都市か周ってもミニアプリの操作だけで都市を切り替えられました。

社内の液晶画面では、広告の下に社会主義核心価値観や「ゴミは分別しましょう」「マスクをつけましょう」などのテロップが流れていました。 車内でマスクをしてた人は半分くらいだったと思います。

終バスもなくなっていたので、歩いてホテルに向かいます。寒いですが、1kmちょっとなのでセーフ。

ホテルは問題なくチェックインできたと思ったのですが、チェックイン後にフロントから電話がかかってきて「中国籍ならパスポートじゃなくて身份证が必要」と言われました*3。 「こんな寒い夜に宿を追い出されるのはやばい」と思ったのですが、中国の移民管理局のwebページと法律を見せて説明したらOKもらえました。 前回の旅で武威のホテルを追い出された経験が活きてよかった(よくない。もうちょっとすんなりチェックインしたい...。)。

翌朝は蘭州に向かいます。

amber-hist-lang-travel.hatenablog.com

*1:実際、改札前でスマホ操作のために立ち止まる人がそこそこいた。

*2:家にイスタンブールカードが眠っているのを思い出しながら。

*3:私は「国籍は中国だが日本生まれ日本育ちで身份证がない」というレアケースです。