世界史ときどき語学のち旅

歴史と言語を予習して旅に出る記録。西安からイスタンブールまで陸路で旅したい。

ヒヴァのイチャン・カラの観光情報メモ(2024年4月)

2024年のゴールデンウィークウズベキスタン旅行で、ヒヴァのイチャン・カラに2泊しました。 チケットのシステムが一瞬分かりにくかったり、見どころが城内に多数あったりと最初少し戸惑ったので、メモとして残しておきます。

なお、ここに記載した金額はすぐに古い情報になるかもしれません*1

ウズベキスタン旅行のまとめはこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com

ヒヴァに滞在した時の旅行記は別途執筆中です。

チケットなど

共通チケット

イチャン・カラの城内に入る際にはチケットは不要なよう*2ですが、城内のいくつかの建物の中に入るにはチケットが必要です。 このうち十数か所は共通チケットで入れます。

西門外の売り場(上の写真)で共通チケットを買うことができました*3

共通チケットのお値段はこちらの写真の通り、大人1人で200千スム*4地球の歩き方では120千スムだった気がするので、ずいぶん値上がりしていますね。 現金で支払ったのですが、クレジットカード支払いも可能だったかもしれません*5

共通チケットは2日間有効です。 正確には : 共通チケットに書かれた有効期限は購入の24時間後の時刻でしたが、購入時窓口の方には「2日間」と言われ、また、実際に24時間を超えても利用できました*6

チケット(レシートのような紙に印刷された、QRコード)は、地図にホチキス止めして渡されました。(上の写真。ただしこの写真は帰国後に撮影したもの。)

追加料金の必要なスポット

上の写真の案内にも書かれていますが、いくつかのスポットは共通チケットでは入れず、追加料金が必要です。 対象施設は、上に乗せた料金案内の写真に記載されています。 また、写真の案内には記載はないのですが、城内のPahlavon Mahmud Mausoleumも別料金です。 こちらは1人25千スムと、だいぶ優しいお値段でした。

このうち、Minaret Said Islam Khodja, Ak Shikh-bobo tower*7、Pahlavon Mahmud Mausoleumには行きました。 追加料金は、共通チケットを買った窓口ではなく、それぞれのスポットで支払いました。 なお、Minaret Said Islam KhodjaとPahlavon Mahmud Mausoleumについてはクレジットカードで支払いました。

城内の歩き方

地図

チケットとともに簡易な地図を渡されました(上の写真)が、これはあまり役に立ちませんでした。 というのも、実際の路地はこんなにまっすぐに伸びているわけではないので。。。

現地では、施設名をYandex Mapsで検索して利用しました。 Google mapsに比べてYandex Mapsの方が城内の道や建物の形、入り口の場所などをよく反映しており、使いやすかったです*8

各施設にて

共通チケット対象施設の入り口にはだいたいスタッフの方がいるので、チケットを渡して入ります。 この際、どの施設に入ったかを(チケットに文字で書き込んだり、地図にチェックマークをつけたりして)記録していたので、おそらく各施設1回しか入れないと思います*9

ちなみに「QRコードをかざせば入れるゲート」のようなものもあるのですが、ほとんど稼働しておらず、無用の長物と化していました。 十数施設あって、ゲートを使ったのは1施設だけだったと思います。 ということで、QRコードはほぼ出番なし。。。

なお、各施設の中はだいたい何らかの博物館になっていますが、やっつけ感が強いものも多く、物が置いてあって名前と時代は書いてるけど「それらを並べて何を説明したいか」がわからない展示も多かったです。 ただし、近世や近代の写真展示がそこそこあり、往時の生活の様子を垣間見ることができて興味深かったです。 特に、男性はほぼ全員があのもふもふの毛皮帽子を被っていたのが印象的。 全体像はいまだ分からないながらも、こうやって断片的な情報を得た結果、ヒヴァ・ハン国への興味が強まりました。

眺望

Ak Shikh-bobo towerとMinaret Said Islam Khodjaからは、イチャン・カラの城内を見渡すことができました*10。 両方見た感想としては、前者の方が開放感があり眺めは良い一方、後者の方が高度感があって写真は綺麗に撮れる+様々な方向の眺めを楽しめました。

Ak Shikh-bobo tower

午後6時半頃に撮った写真です。 イチャン・カラの西側にあるので、午後・夕方がちょうど良さそうです。

ちなみにAk Shikh-bobo tower自体は、上の写真で上に突出した部分です。 一番上の段には行けず、その一段下から景色を眺めることができます。

Minaret Said Islam Khodja

こちらはMinaret Said Islam Khodjaからの眺め。 朝9時過ぎに撮ったものです。 ひと際目立つタイルで装飾されたドームの建物は、おそらくPahlavon Mahmud Mausoleum。

なお、上ではさも開放感があるかのような写真を撮っていますが、あくまで塔の窓の格子越しにしか外が見えないので注意。

とはいえ、円柱状の塔なので様々な方向の眺めを楽しむことができました。

*1:というのも : 2023年出版のガイドブックと比べてチケット料金が1.7倍程度になっていたので、もしかしたら今後も上がるかもな、と思ったためです。

*2:城門をくぐる際には特にチケットの確認がなかったので。ただし公式情報として確認したわけではないです。

*3:他の門でも買えるかどうかは未確認。

*4:英語でもウズベク語でも、後ろの1000を落として話すことが多かったので、ここでも20万ではなく200千と表記します。現地で通貨を数えるときもこの方法で数えていました。このときは1千スムがだいたい12円だったので、換算も楽です。

*5:後述の追加料金のスポットでクレジットカードを使ったところあり。

*6:48時間ギリギリまで使えるかどうか、などは未確認です。

*7:おそらく、地球の歩き方platにクフナ・アルクの見張り塔と書かれているもののこと。

*8:Google mapsだと道が表示されないこともありました。

*9:上に掲載したチケットと地図にやたらと書き込みがあるのはこれが原因。

*10:"Walking on the wall"でも見えるかもしれませんが、そちらは未確認。